Inside Out

自分自身の備忘録。アウトプット用のブログです。

LeanUX刊行記念セミナーにいってきました。

Lean UX ―リーン思考によるユーザエクスペリエンス・デザイン (THE LEAN SERIES)

Lean UX ―リーン思考によるユーザエクスペリエンス・デザイン (THE LEAN SERIES)

先日、六本木のGreeセミナールームにて行われたLeanUX刊行記念セミナーに行ってきました。
もともと本業ではBtoBのシステム開発を行っており、あまりUXが重視されると実感できる仕事ではないのですが、これからもそうだとは限らない(SIer自体の市場が縮小しておりビジネスモデルの変換が求められていたり、自身のキャリアがずっと同じとも限らない)ため一個人の開発者としては、認識にいれておくべき概念だと思い参加してきました。

LeanUXとは

Lean UX とはその名のとおり、Lean Startupのコンセプトを従来のユーザエクスペリエンスデザインに取り入れ、アジャイルなチームマネージメントをも可能にする手法体系です。 Lean UXーリーン思考によるユーザエクスペリエンス・デザイン

1.新しい手法や考え方の導入について

LeanUXについては単語だけ聞いた事があるレベルで参加してきた思ったのですが、 こういった明確なROIを示す事が難しい手法を組織に導入する際の話が一番印象に残りました。

監訳者の坂田さんがおっしゃるには「LeanUXは文化である。文化にROIとかはおかしい」という話でしたが、実際文化でも周りに納得してやるためには効果を示さなければなりません。

LeanUXは無駄を目指したものではないが結果として無駄が無くなる事で周りを説得する材料にできるという事が語られていました。

つまりどこかのチームレベルで実践してみて、その効能を見せて説得すればいいという話です。 これはアジャイルやTDDなどの開発手法の導入にも応用できる話であり参考になりました。

2.顧客に対して考え方をフォーカスする

もうひとつ話を聞いていて印象にのこったポイントは顧客について考える姿勢です。
1. 顧客は誰か? 2. その顧客が持つ課題は何か? この二点にフォーカスする事の大切さが語られていました。これは先日聞いたマーケティングの考え方でも主流な考え方でもあります。

現在BtoBのシステム開発に携わっていますが、顧客が遠いケース(ex..システム部門➡実際使うエンドユーザのように実際使うユーザとは直接のやりとりを行わない)が多いので、この視点が薄くなってしまいがちです。
なのでは常日頃から意識すべき点のように感じました。どのように意識すべきかというとシステムの要件を定義する際にその利用者が誰で、どのように使用するのか、またそのシステムを使う事で直接顧客企業の更にまた顧客にどんなバリューを提供てきるのかといった背景を念頭に入れている必要があると思います。

以上セミナーで考えさせられた事でした。
まだLeanUXについては本を会場で買ったばかりなのでこれから学んでいこうと思います。